前回の記事で、コロナ禍の最中にも関わらず、来月3月の終わり頃に予定されているフィギュアスケートの世界選手権を、予定通りに行うとの発表が出されたことについて書きましたが、その後、1年後に開催される予定の北京オリンピックに関するニュース記事なども出されるようになったと知りました。
それで思い浮かんだのは、ちょうど11年前にカナダで開催されたバンクーバーオリンピックに出たキムヨナ選手について、その時、彼女のコーチだったブライアン・オーサーさんが、“チームブライアン”という本の中に書いていたことでした。
確か、そうだったはずと、その本を再度、確認してみたところ、やっぱり、そうだったのですが、彼は、その時の滑走順について、このように書いていたのです。
「・・・略・・・ しかも、くじ運も良かったのです。ヨナはショートの滑走順の抽選で、浅田真央の直前の滑走を引いたのです。
・・・略・・・ 真央の前に滑ることで、自分が滑ることだけに集中でき、真央の滑りについて考えずに済みます。これは、カルガリーオリンピックのフリーで私はブライアン・ボイタノの2つ後に滑ったので、よくわかります。
私には彼がうまく滑ったことが、うすうす、わかってしまい、自分もミスをなくす必要があると知ってしまいました。
ショートでは先に滑ったので、『ショートのときのように彼の前に滑れたらいいのに』と思ってしまったのです。
すべてについて準備を整えるよう努力してきても、ほんのちょっとしたことで、その歯車は狂うのです。
そのこともあって、ショートでヨナが真央より先に滑ることが決まり、安心しました。
・・・略・・・ フリーの滑走順でも、ヨナには、くじ運がありました。やはり真央の前の滑走だったのです。」
この中で、キムヨナ選手は、“くじ運も良かった”、それは彼女が「バンクーバーの氷に愛されていたのでしょう」とまでオーサーコーチは書いているのですが、私は、そうではなくて、彼女を勝たせるために意図的に仕組まれた、つまり意図的な抽選が行われたのだろうと思うようになったのです。
そして、それは、その時だけのことではなくて、その次のソチの時も、平昌の時も、そうだったのだろうと私は思っています。
何故なら、ソチの時も平昌の時も、バンクーバーの時と、全く同じようなことが、滑走順の抽選において起きたからです。
例えば、ソチでのショートの試合では、真央ちゃんが一番プレッシャーのかかる最終滑走になっていました。
それから平昌でのショートの試合では、羽生選手が、彼の最大のライバルのネイサン選手の直前に滑ることになっていて、フリーでは、もう一人のライバル選手の宇野選手が、一番プレッシャーのかかる最終滑走になっていました。
つまり、同じオーサーコーチについている羽生選手も、何故かライバル選手達の前の滑走順になったので、キムヨナ選手と同じく、“くじ運も良かった”と言えるわけですが、本当に、そうだったのだろうか??と私は大いに疑問に思っている、というわけです。
何故なら、それは、あまりにも出来すぎている不自然な偶然(運)に思える(見える)からです。
そして、その出来すぎている滑走順は、前からアメブロの方で何度も書いてきたように、オリンピック以外の大きな試合でも、必ずと言ってもいいくらいに、これまで目にしてきたことだったのです。
そして、それは、フィギュアスケート競技が純粋なスポーツではなくて、誰を勝たせたいかが決まっている意図的なスポーツであることを目に見えて現していることの一つだと私は思っています。
そして羽生選手とキムヨナ選手を勝たせるために、彼らが特別に優遇されていた、ということも。
だからこそフィギュアスケート競技から、そのような意図的なものが、なくなって、“本物の抽選”が行われた上で、公正に採点が行われる純粋なスポーツになることを、私は願っているのです。
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