さて、フィギュアスケート競技での滑走順についての考察シリーズ3回目です(笑)
前々回の1回目と前回の2回目の記事で、ともに金メダルを獲得したキムヨナ選手と羽生選手は、滑走順の抽選で、何故か最大のライバル選手達の前に滑ることになったので、くじ運も良かったとも言えるけれど、それは、あまりにも出来すぎている不自然な偶然(運)に思える(見える)と書きました。
実は、その不自然な偶然(運)は、オリンピックで金メダルを獲得した他の選手達にも起きていたと気が付いたのです。
ところで、今から19年前の2002年に開催されたソルトレークシティオリンピックでは、不正が行われたそうですが、それが、きっかけで競技の採点方法が全面的に変更されたそうで、変更後の新しい採点法で行われた初めてのオリンピックが、15年前の2006年に開催されたトリノオリンピックだったとのことでした。
それは皆さんご存じの荒川静香さんが、フィギュアスケート競技において日本人として初めての金メダルを獲得したオリンピックでした。
その荒川選手と、男子で金メダルを獲得したロシアのプルシェンコ選手も、滑走順が一番プレッシャーのかかる最終滑走ではなくて、前の方になっていたのです。(ちなみにフリーの最終滑走は高橋大輔選手になっていました。)
そして、その次の2010年のバンクーバーでの女子(キムヨナ選手)については先の記事に書いた通りですが、男子の方で金メダルを獲得したアメリカのライサチェク選手も、ショートとフリーともに、最終滑走ではなくて、前の方になっていました。
ちなみにフリーの最終滑走になっていたのは、その時、金メダルを逃して銀メダルになったプルシェンコ選手でしたが、彼は、その前の大会のトリノで金メダルを獲得した時には、先にも書いた通りで、最終滑走ではなく前の方の滑走順になっていた、というわけです。
そして、その次のソチの男女と平昌での男子は、先の記事に書いた通りですが、平昌での女子で金メダリストになったザギトワ選手も、ショートとフリーともに、最終滑走ではなく、やっぱり前の方になっていました。
検索したところ、新採点法に変わったトリノ以前の大会での滑走順は記載されていなかったので、わからなかったのですが、少なくともトリノから平昌までの4大会連続して、滑走順の抽選で最終滑走になった選手が金メダリストになったことは一度もなかった。全ての選手達が前の方になっていた、つまり、“くじ運も良かった”とも言える、というわけです。
さて、それは、“本物の”くじ運の良さだったのでしょうか?? 私は大いに疑問に思っているのです。
ところで以前にも、金メダリスト達の不思議な共通点についての記事を書いたのですが、それは滑走順のことではなくて、全く別の視点から気付いたことでした。
その記事に今日、追記したので、合わせてお伝えしておきますね↓
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