【追記あり】フィギュアスケートの世界選手権での男子フリーを見て思ったのは・・ - フィギュアスケートを見て知ったこと～全ては世界を映し出す鏡

昨日の朝、男子フリーの試合が行われましたが、朝から雨のお天気になったので、ちょうど一年前に埼玉の会場まで男子フリーを観に行った時と同じになったな、なんて思いながら最後の方からライストで拝見していました。

私が特に応援していた宇野昌磨選手は、今回の坂本花織選手と同じく今までいつも最終滑走になることが多かったのに、抽選で？最後から３番目の滑走順になっていたので、もしかしたら彼も勝たせて三連覇させたいのかも？と期待するような思いが実は何となくありました（笑）

というのは、その滑走順は、これまで見てきた勝たせたいと思われる選手のものを思い起こさせたからです。

それにショートでも宇野選手ではなくアダム選手が最終滑走になっていたり、彼自身が今回の状態を「過去最高」という言葉を出した通りにショートでは素晴らしい演技をしてトップに立ったり、フリーでもこの調子でいって表彰台でワンツーを、とか語ってるフィギュアスケートの関係者の記事を目にしたことも、何となく期待させる要因になったようでした。

けれど演技が始まって冒頭の４回転ループで転倒した時に思い出したのは、６年前に行われた平昌オリンピックでのフリーの冒頭で同じく４回転を転倒したことでした。

あの時の彼は最終滑走だったのですが、実は私は羽生選手よりも彼に金メダルを獲ってほしいとの思いで見ていました。

だからあの時と同じく冒頭で失敗した時、これで三連覇はなくなったなという思いに何となくなったのですが、あの時と違うのは、是非とも三連覇してほしいというよりも、そうなったらいいなぐらいの何となくの思いだったことです。

そして今回も宇野選手は最後まで本当によくやったと思いました。

試合後のインタビューで、それだけの練習をしてきたので「後悔はない」とか「すがすがしい」と語ったそうで良かったです。

それから今回の演技や結果を「僕らしい」とも語ったそうですが、確かにそうかもしれないとも思いました。

やっぱり彼は大人の期待とか思惑通りにならない人みたいだなと(笑)

【追記】それにあの時彼は、金メダルを獲ることを一番の目標にしていないようだと、確かオリンピックの数か月前に読んだインタビュー記事で察していたし、金メダルを獲らなくて良かったみたいなことをオリンピック後にも語っていたと記憶していたので、今回の三連覇もそんな感じだったのかも？とも思いました。

それから今回同じく出場して銀メダルになった鍵山選手はもちろんのこと三浦選手も本当によくやったと思いました。

そして何といってもマリニン選手！！！

一番プレッシャーがあると思われる最終滑走で、冒頭の４回転アクセルをきれいに成功させただけでなく、他のいくつもの４回転や難しいジャンプを全てきれいに成功させていって！！！見ていたらスゴ過ぎて笑うしかないというか、そんな笑いが自然に出て来ました(笑)

しかも演技後の優勝インタビューでは、ケガもあったりして？試合に出ることが出来ないかもしれない状態にあったとか言っていて、さらに驚きました。とてもそんな状態にあったようには見えないスゴイ演技だったからです。