【追記あり】宇野昌磨選手の今シーズンの目標が「自己満足」と知って思ったことは・・ - フィギュアスケートを見て知ったこと～全ては世界を映し出す鏡

つい先日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ開幕の記者会見が行われたそうですが、そこに出席していた宇野昌磨選手が、今シーズンの目標として「自己満足」と書いたと知りました。

その理由として、これまでは良い結果を出すためにジャンプ中心のプログラムになってしまっていて、自分自身がもう一度見たいと思えるような表現面での満足はしていなかった。だから、そういう表現面で満足できるような演技をしたい、ということのようでした。

ところで「自己満足」という言葉は、相手のことを考えていないような、どちらかというと良くない印象が一般的にはある気がするのですが、宇野選手が目標として掲げた「自己満足」は、そういう一般的な印象のものではないように思いました。

つまり自分さえ良ければ周りがどうなろうと構わない、という表面的な「自己満足」ではなくて、先ず自分が満足することを行うことで、周りの人達も満足するようになる。そんな本当の意味での「自己満足」なのだろうなと。

それを彼自身が意識していたにせよ無意識だったにせよ、そうなのだろうなと思えたのですが、それはこれまで何年もの間、彼の生き様を見てきたからこそ、そう思えたのだろうなと。

その宇野選手が今シーズンに滑るという新しいフリープログラムの演技が、記者会見の前に行われた毎年恒例のカーニバルオンアイスで初披露されたそうで、その演技の一部を動画で拝見しましたが、なかなか良い印象だったので、今後の試合で、どんなふうに磨かれていくのか見るのが楽しみになりました。

【追記】本当の意味での「自己満足」は、先ず自分が満足することを行うことで、周りの人達も満足するようになると書きましたが、それは周りの全ての人達が同時に一様に満足するようになる、という意味ではありません。

一時的に、あるいは表面的に満足しないように見える人達も、もちろん出てくるかもしれないけど、長い目で見たり、もっと深いところから見るなら、本人だけでなく全ての人達にとっての満足にも繋がるという意味です。

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