先週からフィギュアスケートの世界選手権がアメリカのボストンで始まって、日本時間で昨日日曜の午前中に行われた男子フリーで全ての試合が終了しましたが、私もライストなどで拝見していたのでその感想です。
今回も特に印象的だったことや思うことは色々あったのですが、何と言っても思いがけなかったのはライストで女子フリーの試合を見ている時に涙が出てきたことでした。
それは日本の坂本花織選手が演技の中で次々にジャンプをきれいに成功させていく姿を見ているうちにでしたが、これまでに何度も見てきた彼女の演技でそんなふうに涙が出たのは初めてでした。
その坂本選手の直後に滑った同じく日本の樋口新葉選手も素晴らしい演技だったのですが、それを見て感動して泣いている坂本選手の姿が映し出されたり、試合後のインタビューで四連覇など色々あって「だいぶ荷が重かった」など語っていたと知って、あの時涙が出たのは、そんな彼女の気持ちが伝わってきたからかもと後で思ったりもしました。
結局その後、最終滑走だったアメリカのアリサ・リウ選手が思いがけなく会心の演技をしたことで、坂本選手は四連覇しなくて正直残念な思いもあったのですが、その経験は彼女が競技者としてだけでなく人間的にもより良く成長するための大きな力にもなりそうなので彼女の今後が楽しみになりました。
同じくライストで見た男子フリーでは、今回初出場だった佐藤駿選手の演技が特に印象的で良かったです。
ジャンプの成功はもちろんのことステップなどからも伝わってくるものがありました。
それから先の2月に行われた四大陸選手権で高難度の四回転とのコンビネーションジャンプなどを次々に成功させて優勝したカザフスタンのシャイドロフ選手が今回も楽々と成功させていたことや、最終滑走だったアメリカのマリニン選手が前回よりもさらにジャンプの難度を上げてきて、今回も四回転を6個もほぼ成功させたりしていたことも、やっぱりスゴくて特に印象的だったことでした。
それからペアで見事優勝した日本の「りくりゅう」こと三浦璃来&木原龍一選手の演技は、ショートだけライストで拝見したのですが、それもとても良かったと思いました。
アイスダンスで日本から出たのは「うたまさ」こと吉田唄菜&森田真沙也選手のみで、最初に滑ったリズムダンスの点数が足りなくてフリーには進めなかったのですが、演技自体はとても良かったと後で知って動画で見てみたら、確かに躍動感が伝わってきてとても良い演技だったと思いました。
ところで新聞に書かれていて知ったのですが、今回の世界選手権の会場の「キスクラ(演技後に選手とコーチなどが座って得点が出るのを待つ場所)」の横にあった椅子は、「選手同士の「対決色」を強める演出として、暫定首位の選手が待機する「リーダーズ・チェア」として初めて置かれたものだったとのことでした。
けれど見ていた限りでは「対決色」が強まったというよりも、「見守り」とか「応援色」という印象が強かったのは、やっぱり坂本花織選手がそこで見せた態度のせいかもしれませんね(笑)
それから今回はライストだけでなくテレビの方も見てみたのですが、プロフィギュアスケーターになった宇野昌磨さんが放送席からしてくれる選手達へのコメントが良いとのウワサ(笑)を目にしたからです。
確かに穏やかで暖かな感じもするコメントの数々で、それも良かったと思いました。
そして今日はまだ寝ている日本時間の早朝にエキシビションが行われたのですが、その最後に出てきた優勝者のアメリカのマリニン選手が滑った演目は、この1月末に同じくアメリカで起きた航空機事故で亡くなったフィギュアスケートの選手や関係者達を追悼するものだったそうで泣き顔も見せていたと後で知って、その動画も見てみました。
そしたら見ている間、私もちょっと泣きそうな感じになりました。
追悼するものと知っていたからだけでなく、マリニン選手が心から滑っていたからこそ伝わってくるものがあったようで、スゴイジャンプだけではない彼の別の一面を垣間見たような感じもして、それも良かったことでした。
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